→ N響定期 コンサート
2018年4月21日(土) N響 定期公演です ♪
第1883回 定期公演 Cプログラム → 機関誌「フィルハーモニー」
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58 → 曲目解説
ベートーヴェン/交響曲 第4番 変ロ長調 作品60 → 曲目解説
指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット
ピアノ:マリア・ジョアン・ピレシュ
4月定期公演の聴きどころ
4月の定期公演には、1927年生まれで今年91歳となる指揮者ヘルベルト・ブロムシュテットが登場する。
彼が2015年からN響とバンベルク交響楽団とともに取り組んできたベートーヴェン・チクルスが、いよいよ完結する。
ブロムシュテットが初めてN響の指揮台に立ったのは1981年11月。
以後40年近くにわたり、ベートーヴェンやモーツァルト、そしてバッハなどを取り上げ、その知的なアプローチによる格調高い演奏でファンに親しまれてきた。
1986年、N響の名誉指揮者に、2016年には桂冠名誉指揮者に就任。
N響創立90周年の2016年には年末の《第9》の舞台に立ち、その年齢を感じさせない瑞々しい指揮は印象的だった。
今回の定期公演のB・Cプロはオール・ベートーヴェン・プログラム、そしてAプロはベルリオーズの《幻想交響曲》を中心に据えた選曲になっている。
【N響へ26年ぶりに登場するピレシュがベートーヴェンの名作を弾く】
N響ならではの選りすぐりのソリストたちはまさに定期公演の「華」だが、
Cプロではマリア・ジョアン・ピレシュがベートーヴェンの《ピアノ協奏曲第4番》で独奏を披露する。
ポルトガル出身の名手ピレシュがN響に登場するのは、実に26年ぶりになるという。
ソロはもちろん、室内楽などでもすぐれた演奏で知られるピレシュ。美しく端正な音色、隅々まで神経のゆき届いた繊細な表現力などが魅力の奏者である。
《第4番》のピアノ協奏曲は冒頭、ピアノのソロがひそやかなパッセージを弾くことで始まる。
ピレシュのピアニズムがベートーヴェンの名作をどのように導いていくか、注目したい。
さらに後半では《交響曲第4番》が選曲された。
《第3番「英雄」》に続く《第4番》は、やや小規模な編成で、より古典的、室内楽的ともいえる魅力にあふれた1曲。
近年ますます磨きがかかってきたN響のアンサンブルの粋を味わうことができるだろう。
[伊藤制子/音楽評論家]
このコンサートの放送予定
4月20日(金) 生放送 ベストオブクラシック NHK-FM 7:00pm〜9:10pm
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★ これまでに聞いたN響の定期コンサートから、今日のプログラムと同じ曲や指揮者を探してみましょう。 (Myブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」)
ベートーヴェン/交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
2012年4月21日(土) 第1725回 定期公演 Cプログラム 指揮:ロジャー・ノリントン
指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット
2010年4月10日 第1670回 定期公演 Aプログラム マーラー 「交響曲 第9番 ニ長調」
2010年4月17日 第1671回 定期公演 Cプログラム
2011年9月17日(土) 第1707回 定期公演 Cプログラム チャイコフスキー 「交響曲 第5番」
2013年9月28日(土) 第1731回 定期公演 Cプログラム
2014年9月20日(土) 第1788回 定期公演 Cプログラム モーツァルト 「交響曲 第40番」
以下は、曲も演奏者も N響定期コンサートでは初めて。
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第4番
ピアノ:マリア・ジョアン・ピレシュ
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★ 本日の曲と演奏者のCDなどを聴いてみましょう
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58
ベートーヴェン/交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット
ピアノ:マリア・ジョアン・ピレシュ
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